microformat/StructuredBlogging 強ぇぇ

# 酔いどれモードにつき当エントリは改変/消滅の可能性があります。

楽しそうなイベントに行きそびれたよ orz
で, 某所で日本にも EVDB (イベント管理共有ポータル, 使ったこと無いのであまり詳しくない) 欲しい! と書いたのですが, そのスペックを書き出してみて気付いた事が。

  • FOAF による伝播的拡散, 仮想距離 (*hop まで自動通知, *hop 以上は不可視 等)
  • PURLs (LID, OpenID) 対応
  • データを内部データベース保持ではなく permlink のコレクションにして外部リソースと動的にリンクする
  • permlink 先は microformat, SSE を持つ事でイベントデータをホストする
  • ↑に対応できないイベントのためのレンタルフライヤを用意する
  • Ping, Atom, 人力収集(bookmarklet, グリモン) 等で投稿できるようにする, 既存イベントに対しては自動更新が働く
  • タギングによる興味分類告知が可能, evdb.jp/notify/php+ruby でカレンダーや新着フィードが得れる

気付いた事ってのは, evdb.jp は要らないんですね。microformat と StructuredBlogging から十分な情報が得れるようになると Yahoo! Search が対応すれば済む。レンタルフライヤなんてのは GoogleBase で済む。イベント情報が集まりますよなんてポータル的な価値は吹き飛ぶ。メタデータに対して検索は最強の立ち位置にいる。勿論, 細かい制御やイベント関連機能のホストは必要なので Yahoo が Upcomming を買収した価値は十分にある。

メッセージ, データ層とアプリケーション, サービスが多様化した層の二層に分離するレイヤーフリーが web2.0 の特徴と把握していたつもりが, どこかでデータ/サービスと OS やクライアントアプリケーションレベルの分離に固定して考えていた。
データ, それを受けるサービス, 更にそれを受けるクライアント, それぞれが隣り合った間でレイヤーフリーが観察できる。
メタデータ化が進み, データの入力, 出力部分が web2.0, 3.0 の方向へさらに進むことでデータ, メッセージはサービス, アプリケーション層からも浮遊し "What is web2.0" で web2.0 サービスの代表格とされた EVDB すら影響を受ける。
今は定まらない平均的密度に分散したモノが, "データを吐く主体" と "サービス化を行う主体" に集中してレイヤーフリーを形成するのが流れなのかも知れない。
見落としていたかも。マインドセットをアップデートして頑張りたい。

# そこでサービスごとのレベルでクローラを回しても効率が悪い, すると Yahoo か Google に問い合わせることになる。Google は善ではないので Yahoo のように競合がいる事はとても大切で, もうひとつ, Alexa のデータ利用販売のような新しいビジネスモデルがひょっとすると育つ可能性がここにあるのかも知れないと思った。いや, もう少し考えないと, 所詮共食いで, 新しいビジネスモデルどころか GoogleMap のように巨大なサービスの下に副次的なサービスがぶら下がる支配構造なのかもしれないけど。
# 全てのサービスに対して Google や 米Yahoo が, Mac/Windows のような "プラットフォーム" と呼ばれる存在になりつつある気はする。
# それを見分ける/コントロールを握られないためにはデータとサービス間のフロー, 関係を考える事だよね。送る, 取りに来る, が基本で.. (と妄想は続く