[php] eZ Components - eZ publish を構成するコンポーネント群がライブラリに -

eZ publish を構成する基盤/コンポーネントが独立して eZ Components として提供される事になったらしい。

  1. Designed for enterprise PHP application development
  2. New BSD license
  3. Clear IP rights (IP Rights = コードの帰属権?)
  4. ドキュメンテーションの充実
  5. eZ systems により開発/管理されている (成長と保守のあるコード)

付記,

  1. PHP5.1 以上にターゲティング (PHP6 を待って Unicode サポートに追随)
  2. stable リリース (1.0) は 2005/12 を予定

情報源

SitePoint の記事を読む中で eZ publish という完成されたシステムから切り出したコンポーネント群が RAD な開発を目的とした時にどれだけ有用か (lightweight か) という点には疑問を抱いた。逆にコンポーネント単体で見るのではなく eZ publish と絡めた時に何が長所になるのか, ここは興味がある。

eZ publish 自体は昔からある CMS として認知しており海外で人気の高い印象があった。個人的にどうかというと CMS 要らないなぁ で来ていたので導入の機会は無かった。というか PHP も書けない昔に Zope と比べて管理インターフェースの出来から Zope 側を選択した時の印象を引っ張っていた気がする (某御仁が Mojaiv2 流行り始めの頃に M2 の次は静的な HTML を吐ける CMS である eZ publish を触りたいと言っていたのを思い出す)。
このニュースは美味しいなぁ… eZ publish を触ろうという気概が断然わいてくる。PHP5.1 に特化し, しかも情報を集めるとコード品質に定評があるという事で中を見る気が沸き, コンポーネントが独立して使えるという事で eZ publish の内部理解メリットが向上する。"Developed, supported and maintained by eZ systems" という辺り, 先々もしっかりと使えるぞという押し出しに発展の可能性も感じた。今週末にもコード落としたりドキュメント抽出してみたいと思います。

しかしここでも PHP6。コアな開発関係の事情は知らないので PHP6 ネタはエロい人達に扱って欲しいと思うのですが, Unicode 関連も含めネームスペースの復活等の機能リストを見ると PHP6 というのは内容的には PHP5 の完成形に見え, PHP6 のリリースは意外と早い (来年中 ?) のではと思ってしまう。