iPad は買い - multi-touch UI の開発と体験を手に入れる

キーボード&マウスのようなレガシーな GUI ではない、新しい GUI を模索する最初のマシンを手に入れ、体験し、開発して遊ぶ。
その権利と体験を一日でも早く手にする、これが iPad を買う唯一最大の動機だ。

AppleiPad の上位機種 - iPhone OS ではなく OSX ベースの multi-touch UI 機 - を確実に、近いうちに出してくるだろう。
iPad が何に使えるんだろう?と考えている人には迷いの残る買い物だと思う。

だが今まで来たるべき未来の話 - tangible bit や Microsoft Surface、環境や日常生活と溶け合ったコンピューティングスタイルの構想に触れてわくわくしていたような人達は迷い無く買いだ。
iPad の発売日こそがキーボードとマウスに別れを告げ、新しい可能性の模索を UI から始める X-day となる。


そういえばカメラが無い、AR はどうなった!と嘆く声があったが(カメラ搭載スペースはあるようだ)、AR は網膜投射やグラスディスプレイのようなポータブルなデバイスが似合っている。
iPad はデータを tangible に扱うための、いわば逆 AR のような役割が似合っている。ホーム、オフィスでの利用が主だろう。
将来的には同一に扱われると思うが、ディスプレイの制約がまだ残るのでその日は遠い。