SNSの再構築

クローズドSNS死亡のお知らせが出ていた。

web アプリケーションの強みって何だろうか。
エディタを、メールクライアントを、ノートを、スプレッドシートを、マップアプリを、、私たちは数多のアプリケーションを web の上に再構築しようとしている。

Pervasive、Communication、この二つが web アプリケーションのパラダイムで得られる二大メリット&特徴だと思う。
GMail はブラウザさえあればどこででも呼び出せ、終了し、また再開出来る。Pervasive に込めたい意味は広くて時々変わっていくと思うが、今はこんなところか。(小さなデータとサービスが多数集まり動的にビルドされて一つのサービスを作るとか)
そして現実がそうであるように人間関係を機能に組込むのが Communication。

パーソナルコンピュータから地球コンピュータへ、これが web アプリケーションのパラダイムだ。

「仲間と使う」「データの伝達/対象範囲をコントロールする」そういったソーシャルネットワーク機能は web アプリケーションに取って特別なものでなく、ましてその API やデータはクローズドなものでもない。
SNS という囲い込まれた空間に外部のサービスをポートする試みは終わった。
ソーシャルグラフという地球コンピュータの新たな API の上にアプリケーションを構築しよう。新たなパラダイム、その上で動くサービスを構築しよう。

今のままの大手クローズドSNSであればポータル的な価値は残るかも知れないが、そのうち使わないもの、不要なものになっていくんじゃないかな。

掲示板サイトがあるようにコミュニティポットとしての SNS サイトには価値があるが、SNSサービス自体を一つのコミュニティとして見ても母集団の大きさに仕組みが追いついていないように思える。ここでも今まで到達出来なかった規模と楽しさを求めて新しい何かが出来るように思える。

(別段 mixi が嫌いな訳でなく、誤解を与える内容だったので修正しました。)