続 OpenSocial

毎朝ちょこちょこ遊んで使ってます。
諸手挙げて万歳という感じではなくなった。

現状だと SocialGraph の可能性のうち一部を取り入れ、SNSystem に対して SN Application をレイヤリングしただけとも言える。レイヤリングもちょっと不完全。
で、Open、つまり共通化が益になるハズが、プラットフォームとアプリケーションをつなぐ部分が OpenSocial API だけで収まるハズがなく、他にも「ここどうするんだろう?」と思う部分が色々ある。

今出ている材料だけでは成熟し切れる感がしない。
ECMAScript4 や新 VM を待つ必要があるのかも。
また OpenSocial 陣営も個々のサービスも仕組みも、ビジョンも、Facebook に比べるとパッチワークっぽい手触りがする。OpenSocial 陣営が Facebook に負けても全然驚かない。
ちょっと Facebook の方が好きになりかけている。人はおもてなしの体験、丁寧なものが好き。まして今の時代では。
(誰か Facebook から営業権とって来て国内展開やれば面白いのかもね)

三者の書いた JavaScript をどう安全に実行するかに興味を持っていたが、Android のスペックにも無かったし(JavaScript 版 Dalvik を期待していた)、当分 iframe でやるしかない。

OpenSocial の登場で実際に幾つかのアプリケーションベンダは SNS 向けにインタフェースを書くだろうし、Google Gadgets や GadgetBox のようなガジェットサービスは居場所が広がったし、コードオンデマンドの世界にも一歩近づく面白いステップだと思う。
完成品ではなく、1st ステップといった手応え。

一番の面白どころは Campfire One の伝える通り、「distribution, distribution, distribution」か。
多くの人の手にアプリが届く。SNS とアプリベンダはまずそこに集中すればいいと・・思う。多分。