今日のメモ - 教育

既に"教育"という単語自体が時勢に合わなくなっている。最早"教え育てる"時代ではない。

某書に人材の開発こそが企業に残された最後の開拓分野であり、その理由としてイノベーションを起こせるのは人であり、人こそが最重要の資源であると挙げてある。
同じ事が世界的に言えるのではないか。

オッリペッカ・ヘイノネンの改革をぱらっと読んで印象に残ったのは、知識獲得よりもそれを使う側の能力開発に重点を置いていた事、
もうひとつは生涯学習、常に学び続ける事を求めていた事だ。
稼業と人のライフタイムを考えると、200年前は2, 3世代変わる事なくひとつの仕事が続いた。
100年前であればひとつの仕事が一人の人生を担えた。
今は人の寿命より産業、仕事の寿命の方が短くなる。そんな時代に於いて教育に何が出来るのか、フィンランドモデルはそのひとつの答として変化の内包を試みたものに見えた。

最近目にする Time to Know などの新事業や取り組みは更にその先の答を求め、具体性やアイテムに学べるものを多く感じる。
これから10年、世界の学習分野、子供の能力開発は大いに伸びるのではないか。

そして僕らも生き延びて行くために、また僕ら老人が若者の邪魔をしないためにも、また学習者として新しいメソッドや活動を取り入れ参加するために考え学ぶ事が多々有る。

  • 実際に手を触れる、見る、行う、実習するといった経験が大切である事(たぶん)
    • 経験のデザインが重要
    • そのデザインを設計する能力自体が、一つの重要な能力となる(自分を客観視して能力開発するようなイメージか)
  • connecting dots, 変化の中でひとつの物事は寿命短いかも知れないが、人にはそれを集合構築する力が有るという事(たぶん)

会社では人材開発の一端に携わっているので、幸いにして手を振るう機会に恵まれている。
私たちは貴方のために何が出来るか、どう尽くせるか、という観点で考え、やっていく。
(勿論、受ける側ともガチンコ勝負をする必要がある。参加性の濃い人材がまず対象となる。)

常に学び続ける事を習慣化する、それを支援する。何を学ぶか、どう学ぶかの設計と試行錯誤をを自発的に行える事を求める。
その為のツール、メソッドを探す。例えばメンター、ポジションペーパー、徒弟制、ペアプロ、社外のロールモデルや交流、もっともっと探す。

学び続ける人に対しては更なるフィードバックループ形成が出来るよう支援する(そのうち)。アウトプットに着目し、計測対象、ポジティブな評価&モチベーションとなるような仕組みを作る。


全てに於いて上下も年齢差も、施す/受けるといった方向性も無い。
皆が一緒になって、場を作っていく。デザインをデザインする側も現場で実践し、現場から学び、良き生徒であるように自らを置く。


まず自分から。

  • 人材投資についてのポジションペーパーを作成する
    • 今まで成し遂げたこと
    • その評価
    • (会議招集して他者の判断を仰ぐ)
    • 今後、何を、どう行い、どのタイミングで、どのようにそれが測定され、評価され
    • どういった成果を生むか(また成果とは何か、どう定義されどう計測されるか)


# Alan Kay って偉大だよね、、

# 人間は学習好き。日本人の肌にも合っている。高齢者の多い人口モデルにも適するのでは。
# ユーキャンぶっ潰すような、P2P の学び合いサイトが作れるんじゃないだろうか。ななぴや HowCast は近い。
# コミュニティ型 SNS に於ける次の発展分野かもしれない。そういえば facebook に marketplace があるのに mixi にはない。勿体ない。

words

ユザワ屋創業者

  • 人間は如何に誠心誠意、ただ「働いてやる」じゃなくて「働かさせていただく」という、この姿勢がね、やっぱり相手が感銘をされるんじゃないでしょうかね。

tech crunch

  • Googleの場合は100年に1度の大嵐のような強運に恵まれたが、今では“広告に支えられて無料”という基本線がむしろ足かせになっている(Appleは、人間がいちばん大好きなのは金を使うことだ、ということをよく知っている…これも別記事のテーマだが)。