新生銀のアクションと CIO のプロフィールにふと今後を思う

http://www.shinseibank.com/investors/common/news/pdf/pdf2008/080410kanpur_j.pdf

今から8年前の2000年の新生銀行としてのスタートに際し、新たにITシステムを設計・構築しました。
当行の最高情報責任者であるダナンジャヤ・デュイベディ(Dhananjaya Dvivedi)とそのチームが、
問題の解決法をインドに求めました。デュイベディがまとめあげたインドのエンジニアおよびインド企業のチームは
わが国のインターネットリテールバンキングの分野で、現在に至るまでその標準ともいえる革新的な
プラットフォームを作り上げました。

当行は、金融機関のIT技術に関する初の試みとして、インド工科大学カンプール校(「カンプール校」)と
協力し、当行が持つ独自の情報技術を誰でも自由に利用できるよう公表していきます。カンプール校は、
当行のIT手法を学ぶことのできる講座をカンプール校に開設し、その内容を知的財産の公開と蓄積を
促進するための非営利団体であるクリエイティブ・コモンズを通じて誰でも利用できるよう公表することを
計画しています。このような構想ならびに関連の研究の一環として、カンプール校は、自校のITシステムを
再構築するために新生銀行IT技術を利用することを検討しています。

そうだよねぇ、トップを取り替えちゃえばいいんだ。
「Nが精華大学の学生に粉かけてスカウト失敗しますた、日本企業は報酬も魅力も無く世界マーケットの中で技術者確保に失敗しています」みたいなニュースを見てふーんと思っていたけど、古い木に新しい枝を接ぎ木するから大変なんであって、畑の管理者が「ここには次の20年を支える新しい木を植える」と決断した方がいいんじゃないかなぁ。


日本と米国の外国人技術者比率は見た事があるけど、エグゼクティブ比率は見た事がない。
アメリカも、仕事がインドに飛んでって技術者の大量失職が発生する前にエグゼクティブの増加があったんじゃないかなぁ、、逆?どうだろう?
誰か調べませんか。


で、ですよ。
世界マーケットの中にいるんだなぁという実感がちょっと増えた。
中国やインドで優秀な若手技術者がばんばん大量に生み出されて世界の企業に買われて色んなものを変えていってますよとか、My Job went fly to India とか、理屈では知っていたけど今日ちょっと実感になった。


何がヤバいと思ったのか少し掴めなかったが、「情報環境かな」と思い至った。
とにかく身の回りを英語で埋めた方がいいような気がする(グローバルの視座、標準、情報を知って日本語リソースも活用し、ローカルの問題にも取り組む。そのために英語をコミュニケーションと情報環境の中心に置く)。

コツコツ仕事してスキル不足を地道に埋めつつ、まずは英語のコミュニケーション能力と、日常の情報環境を英語標準に置き換えていかないとね、無理矢理にでも、と思いました、という話でした。


CIO のプロフィールが Linked In で見つかったのも楽しかった。

(会社の新卒教育チームにも Linked In やろうよを提案してみた)